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Tokyo

2019.06.13 (Thu)


芸術を堪能する
濃厚な2日間の東京旅から帰ってきた。


鑑賞作品の素晴らしさを伝えたい。
けれど、私の言葉の引き出しには
この作品たちに相応しい言葉が
見当たらない。


誰か教えてほしい。






なぜ、
上半分が溶けてしまったモネの睡蓮の前で
突然涙がこぼれたのか



なぜ、
クリムトのベートーベンフリーズのコの字型の展示の中で
あれほどの大勢の
「歓喜の歌」が心に沸き起こったのか



なぜ、
サントリーホールで
ラフマニノフのピアノコンチェルト2番の二楽章を聴いていたはずの私が
マンタの群れが悠然と泳ぐ青い海の中にいて
光の筋が縦にいくつも差し込んで
音が降ってくる光景を見て
泣いていたのか



なぜ、
シーレの描いた枯れたひまわりの前で
胸に大きな何かを撃ち抜かれたように
動けなくなったのか



なぜ、
黒いコートの下で
「光は見えたの?」と聞かれて
アウシュビッツの遺構の中に迷い込んだような
息苦しさに引きずりこまれたのか



誰か
誰か
誰か
教えてほしい








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