柱時計

2011.05.31 (Tue)
柱時計が

治って帰って来た。



うん?



今、ちゃんと12回鳴ったね。

元気になってる。



二週間前に壊れて、

迷いなくすぐに

昔から信頼する時計職人のおじさんに

預けた。


連絡をもらって、この時計を迎えに行った時

時計屋のおじさんは、

「この時計が大好き」

と言ってくれたよ。


かあちゃんも、大好きだから 

嬉しい。


正確に鳴ってます



この柱時計

おばあちゃんが、お嫁にきたときには

もう このお家にあったんだよ。

それからでも50年以上経ってる。



だから かあちゃんは

生まれてからずっと、

この時計の

ぼーん ぼーん という音を聞いて

大きくなったんだ。


お気に入りの階段箪笥



くうちゃんと カイくんが大好きな

その 階段箪笥も

かあちゃんが生まれる前からあって、

毎日、二階へ 上がったり降りたりして

かあちゃんは育ったんだ。




遊び場ですよ


このお家の建て替えの時、

まず何より先に

新しいこのお家の中に入れてもらったんだよ。

おおきなおおきな クレーン車で釣り上げてね。



今はもう 

二階へあがる階段の役目は終えたけど

君たちの遊び場として

また大活躍してる。



何でも新しい物が良いわけじゃない。

それが かあちゃんと とうちゃんの

共通の想い。


古い物には

手間暇かけて作られた 

よいものが だくさんあるんだ。

ちゃんと大切にして修理してあげれば

長く使える。


古くなると、

その本来の役目を終えてしまうものもあるけど、

新しい役目をみつけて

まだまだ大切にしてあげられるとわかったとき

かあちゃんは 

大きな喜びを感じるんだよ。




正当な対価?




きちんと創られた良い物を選ぶ。


その職人の労働に

正当な対価を支払って

納得して買う。


そして

長く使う。

大切にいつくしむ。



安い物しか買わない社会は

必ず自分の首を絞める。

安くないと売れないから、

労働者に正当な賃金は支払われず、

職人は育たない。

雇用は減り、失業者が増え

国民所得はさらに下がる。

みんな安い物しか買えなくなる。



そんな負のスパイラルが

日本の伝統工芸を殺してしまわないように

職人技を消してしまわないように




僕にもいいカリカリ買ってね


それが

とうちゃんと かあちゃんの

価値観なんだ。



カイくん起きてる?

ちょっと 難しすぎたかな。









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