2012.02.05 (Sun)


毎日、書架がある廊下を

何十回も通る。



今夜、通った時、

突然目に止まって、

一冊の本を手に取った。



坂村真民さんの

「念ずれば花ひらく」だ。







          二度とない人生だから

          つゆくさのつゆにも

          めぐりあいのふしぎを思い

          足をとどめてみつめてゆこう



中学二年の春、

父の墓参りの時に

お寺の前の黒板に書かれてあった

フレーズだ。


何故だかわたしの心に残った。


中学二年と憶えているのは、

その直後、宿題の作文に

このフレーズを引用し、

それが先生の目に止まって、

弁論大会の代表にされてしまったからだ。



高校一年の時、

英語のテストでひどい点を取った。

英語の先生は

わたしの答案用紙に赤ペンで

「念ずれば花ひらく」と書いて返した。



夫の実家が砥部町で

砥部町を訪れることが増えたわたしは

「念ずれば花ひらく」の石碑を

あちこちで見かけるようになった。


そこで初めて

坂村真民という詩人が

砥部町に住んでいる事を知り、

英語のテストの事を懐かしく思い出し、

本を買った。

26歳の時だ。



その本の中に

「二度とない人生だから」の詩を見つけた。

本当は何連もの長い詩だった。



菩提寺の和尚さんが、

その一連を選んで、

書いていたのだ。



坂村真民さんの詩との

不思議な出逢いに

「縁」を感じずにはいられなかった。








昨年夏、

サザンクロスメンバーの

ミーティングがTさん宅で行われ、

参加させていただいた時、

Tさんの書架で

坂村真民さんについての本を見つけた。



Tさんにお許しを頂いて

手に取ったところ、

Tさんが快く、プレゼントしてくださった。

               →亥の子石                 


Tさんは、高校生のとき、

坂村真民さんが古文の先生だったのだそうだ。










          字は一字でいい

          一字にこもる

          力を知れ


          花は一輪でいい

          一輪にこもる

          命を知れ







今夜、突然手にとった本。

「縁」の力をしみじみと思った。







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