こころ治療室

2012.02.12 (Sun)





とうちゃんは

化学治療を止めた。



たぶんいろいろ悩んだと思う。

でも

とうちゃん自身が決めた。



だから、来週から定期に

大学病院に行くことは無くなる。








化学治療は

とうちゃんに多くの副作用と苦痛を

もたらしたが

一年以上耐えてきた。



化学治療室の看護士さんたちに

会って話をすることが

とうちゃんの支えになっていたという理由も

大きいと思う。



彼女たちは看護士の

プロ集団だった。



「化学治療室」なのに

患者の気分を

静穏に、元気に、してくれる

「こころ治療室」だった。

医術以上のものを術してくれた。



心をほぐし、距離を縮め、

気持ちに寄り添ってくれた。

だから気持ちは自然に引き出され

よく話を聞いてくれた。

わたしたちの気持ちを包んでくれた。



勉強熱心、探究心旺盛で

それぞれが、食、痛みなどについて専門を持ち、

何でも提案してくれた。



ただ優しく話すということではなく

業務的な義務感や押しつけがましい感じなど

みじんもなかった。

頼りになる友達みたいだった。



そして何より、

いつも

明るかった。



ずっと●●さんのこと、気にしてるから。

遠慮しないで、いつでも電話して。

なんでも気になる事は聞いてね。



代わる代わる声をかけにきてくれて、

部屋を出る時は

みんなが見送ってくれた。









車椅子のとうちゃんも

わたしも

振り返らなかった。



わたしは、心の中で誓った。



いつかきっと、

もっと元気になって、

みなさんを驚かせにきます。




ありがとう。

感謝します。
















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