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---立待月---

2012.10.02 (Tue)




半年―――――――――


あれから8度目の満月が過ぎた。





月はいつでも

細くなったり 丸くなったり

姿を消したり


厚い雲の向こうだったり

おぼろに灯るあかりのようだったり


昼間の空に

ぼんやりと透けていたりする。




あの日以来

わたしのココロの真ん中に

とどまったままの

重くて柔らかい

塊みたいに。








あの日、

なぜ あんなに素敵な笑顔で

微笑んでくれたのか、




なぜ 嘆く事もなく

苦しみを訴えることもなく

わたしの掌に「ありがとう」と書いて

笑ったのか、





あの時

私は 微笑んでいたのだろうか




私は とびっきりの優しさで

応えていただろうか











重くて柔らかい塊が

今月も

まん丸に はじけそうに膨らんで

また、欠けてゆく




夕陽が沈んでから

立って待っていられるくらいに

ほどなく上って来るという

今夜は『立待月』




私は

何の答えも出せないまま





明日、

高野山へ行ってきます。












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