メール道

2013.01.23 (Wed)






日本には「道」がある。




書道・茶道・華道に柔道・武道.....

それぞれの「道」。



単に

一定のルールの中で行われる

行為やスポーツのことではなく、

和の心を理解することを通じて

自分の生き方を学ぶからこそ、

「道」なのだろう。







書の場合、

「天」と「地」がある。

「天」は上部の余白。「地」は下部の余白。

通常「天」が「地」の1.2倍くらい広くないと

全体のバランスが美しくない。




美しさだけではない。

「天」と「地」があってこそ、

文字が深い意味を持ち

観る人のココロに届くのだ。




筆の先を硯の海から出して整えながら、

「間合い」を取り

自分の呼吸も整える。



「天」を目測し、起筆。

一気に走筆、そして終筆。



筆を静かに置く。

姿勢を正し、

両手を膝に置き

もう一度「間合い」。




この「間合い」も

大切な和の心の一つだ。



「間合い」の意味は広く、

時間的・空間的・心理的な意味を含んでいる。



武道の場合には特に

「間合い」をとることで相手を視る。

闘う相手との無言の「対話」「精神の交流」の一瞬。


書道の場合も

紙と筆と自分とが一体になるための

一瞬の儀式なのだ。







今日、1月23日は

「Eメールの日」なのだそうだ。



偉そうに「道」を語ってはみたが

書道免許状の看板は三階の物置の中。

私自身、直筆の手紙を書く機会が

めっきり減ってしまった。




直筆特有の文字の乱れによって

喜怒哀楽を推し量ることは

できないまでも

文の流れ、言葉のリズムに

細心の注意をし、

相手、内容によっては

「余白」を取り

言外に伝わる何かを届けたい。



読んでくれる相手が

知らず知らず「間合い」を取って

私のココロの余白を

感じようとしてくれる、





せめて

そんなメールが

届けられたら  と思う。








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