穴と箱

2011.04.20 (Wed)
2010年 8月
地球の反対側の国で
地下深くの「穴」の中に
33人の男たちが取り残されるという
事故が発生しました。

地上の人々は
穴をあけて食料や水、家族の手紙などを送り込んで
33人の男たちを励まし続けました。

世界中の英知を集めて
救出作戦は展開され、
ついに69日後、
33人全員が無事に救出されました。

その瞬間の映像は
世界中に生中継され、
世界中の人々に感動の涙を誘いました。


箱から出ませんよ♪


今、
この瞬間にも
福島原発という「箱」の中に、
自ら閉じこもっている男たちが
数百人居るそうです。

プロ意識と使命感を胸に
東北を、日本を、世界を救う
救世主となるべく
閉じこもっているのです。

「箱」の中の救世主たちは
殆どが地元の人
自身も自宅や家族が被災し
心にも傷を負いながら
「箱」の外の人を救う 
という使命を全うするまで
「箱」を出られない人達なのです。


津波の直後から
「箱」の中は 変わらず真っ暗。
冷たい床の上に
寝袋のみで横たわり
非常食のビスケットを食べ、
数時間の仮眠で交代業務に就くという
どこの避難所よりも劣悪な環境に耐え
極限状態で頑張っている 
ということを
今朝のニュースで知りました。


できること、あるよね

天災とは
言いきれないかもしれない。
「箱」の持ち主である会社や国は
責任を免れないでしょう。

でも 間違ってはいけない。
「箱」の中の一人ひとりは
被災者であり、かつ救世主であって
決して
加害者ではないのです。


「穴」からの救出で
世界中が感動してから半年。

「箱」の中で戦うあの人たちのために、
私たちができることは
ないのでしょうか?

せめて
あたたかい食事や
あたたかい布団や
励ましの手紙を
送る事は出来ないのでしょうか?



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コメント
アタシもそう思う。
今一番優遇されてそして温かく支えてあげなければいけないのは
あの箱の中の人たちなのにね…
 祈ることしかしてあげられないのでしょうか。
ユウ | 2011.04.24 02:21 | 編集
箱の中の人達への支援は
難しいのでしょうかね。
箱の持ち主たちが
労働環境を改善した、とかいうニュースも
聞きません。
所詮下請けの作業員は
捨て駒扱いなんでしょか...
悲しくなります。
くうかいのかあちゃん | 2011.04.26 19:49 | 編集
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