2カ月ぶりの2時間

2011.05.10 (Tue)
福島原発の警戒区域20キロ未満の住民の

一時帰宅が始まった、

というニュースをみた。



ぼうごふく?



着の身着のままで飛び出してから

2か月。


やっと帰宅できる、

たった 2時間。


不自由な防護服を着せられて。


持ち出せるものは

40リットルくらいのナイロン袋ふたつ分。




お気に入りのまくら




自分だったら

何を取りに戻るのだろう―――




思い出の写真、

先祖のお位牌、

貴重品。


そんな人が多い中―――



ただ、2時間を

家畜の牛舎ですごしたという

おじいさんの笑顔をみた。




ボクも大好きなお魚さん



2か月前、

おじいさんは、

何を語りかけながら

綱をほどいて

牛たちを放したのだろう。




戻ってきたら

干し草が食べやすいようにと

掻き集めてやさしく敷いて

牛舎をきれいにして

貴重な2時間を過ごした。




「きっと生きて仲間たちと一緒にいるさ」

おじいさんは

嬉しそうに笑っていた。




お家がいいですよ



20キロ圏内の全世帯に

説明の個別訪問をする、と

地元電力会社が発表した。



ひろい原発の敷地の

どこが起点の半径20キロなんだろう。

敷地の端から?中央から?



地図サイトで

原発の中心点から

我が家までの

直線距離を測った。


21.4キロ


この数値を

喜んでよいものか。


そう、お家がいいよね



ビミョーだ。

きっと 我が家に

電力会社の人は

来ないんだろうな。





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